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今、盛んににマスコミなどで取り沙汰されている「シックハウス症候群」。
塩ビ樹脂加工新建材に含まれるホルムアルデヒドや、クロスの接着剤、塗料などの有機溶剤、畳に含まれる残留農薬など、新築住宅には実は有害化学物質が存在し、化学物質過敏症の原因となっているのです。
症状に個人差はあるものの、目・鼻・のどの粘膜刺激症状や乾燥、皮膚の乾燥、じんましん、湿疹、疲労、頭痛、気道感染、めまい、吐き気などが症状としてあげられます。激しい喘息の発作を引き起こす人もいるということです。
情緒不安定などの症状が出る人もあり、現に近代社会では、少年の犯罪が多発しています。これも、全く無関係ではないようです。
あなたの家は大丈夫ですか?・・・・・・
諸外国ではこれらの化学物質に対して基準を定めているところがありますが、日本にはそのような基準はまだありません。つまり、「シックハウス症候群」にならないためには「自衛」をするしか方法はないのです。
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高電磁炭素20k
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埋炭とは、新築前に大量の木炭を住宅の敷地に埋め込むことによって、湿度調整・防虫・空気清掃・電磁波吸収遮蔽などの効果を半永久的にもたらすものです。
土地を買ってこれから家を建てようという方には、埋炭の絶好のチャンスです。
■埋炭の方法■
敷地の中央に1穴、東西南北に1ヶ所ずつ4穴、南東、北東、北西、南西にそれぞれ4穴、合計9つの穴を掘ります。
穴の大きさは、直径1m、深さ1m。木炭を細かく砕いて粉にした粉炭(炭素)を300kgずつ埋めます。
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ラオス備長炭15k
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家を建ててしまった後や、マンションでも、「敷炭」という方法で、木炭のパワーを住まいに導入することができます。
■敷炭の方法■
住まいの床下などに不織布に入れた粒炭を敷くのが敷炭です。
一軒家なら、床下の地面に直接粒炭の袋を敷き詰めます。
オフィスなどでは、床下にある室内配線用の空間が適しています。
新築時にシロアリ駆除剤を施している場合、敷炭はシックハウス症候群対策として、非常に有効です。ただし、中途半端な量を敷いては、かえって湿気を高めてしまうようなことがありますので、敷き方と量が重要です。
1坪に、座布団くらいの大きさの粒炭の袋(3〜5kg)を16個敷きます。
湿気の高いところには、2段にして敷きます。
■お手軽な敷炭の方法■
手軽な敷炭としては、畳やジュータンの下に、「木炭シーツ」を敷く方法があります。
このシーツを敷けば、畳の水分が吸収されて、ダニが住みづらくなり、さらにカビの発生も防止できます。
また、押し入れの湿気防止に使っても有効です。 |
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上土佐備長炭12k
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■どんな住まいにもできる「置炭」■
住まいの形態にかかわらず、簡単に木炭パワーを取り入れられるのが、部屋に木炭を置く「置炭」です。
不織布に入れた木炭を、通気性のいい籐や柳の籠などに入れ、部屋の隅に置きます。
8畳くらいのスペースの場合、部屋の四隅に、7〜8kgぐらいずつ置くのが理想ですが、それが無理な場合は、対角線上に2ヶ所置くだけでもカバーできます。
「部屋の空気がきれいになった」と実感するには、ひと部屋に30kg以上の木炭を置くというのが、目安です。
その後は、半年か一年に一度、袋ごとお風呂の中などでザブザブ洗い、陰干しするだけで、半永久的に使うことができます。
置炭は、部屋の湿度が高い時には湿気をとり、乾燥時には加湿をして、適度な湿度を保ってくれます。もちろん、煙草やペットの臭いを除去する役割も。
その他、テレビの前面などの平らな場所やOA機器のある机の上に、長さ10cmほどの木炭を2〜3本程度置くだけで、テレビやパソコンから出る電磁波を弱める効果があります。
このように備長炭は、シックハウス症候を緩和してくれるだけでなく、精神的な面でも効果を発揮します。
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